準備
- 人工呼吸器が加圧された状態で梱包されている場合、 患者用バルブと吸気バ
ルブを引っ張って拡げてください。
- 人工呼吸器に付属しているフェースマスクが保護ポーチで包装されている場
合、 使用前に保護ポーチを取り除いてください。
- フェースマスクを合わせて、 人工呼吸器に付属のビニール袋に入っているすべ
てのアイテムを配置します。
- 保管のために用意されているキッ トの状態は、 地域の規則によって決められ
ている間隔で検査すべきです。
- 患者用マスクで使用する前に、 セクション7に記載されているとおりに簡単な
機能チェックを実行してください。
患者での使用
- 推奨されている方法で、 患者の口と気道をきれいにしてください。 推奨され
ている方法で、 患者を適切に配置し、 気道を開いて、 顔にマスクをしっかりと
固定します。 (2.1)
- 片方の手(成人バージョン)または中指と薬指(小児バージョン)をサポートスト
ラップの内側に挿入します。 幼児バージョンにサポートストラップは付いてい
ません。 サポートストラップを使用しない人工呼吸は、 バッグを回転させて
実施できます。 (2.2)
- 患者に人工呼吸を行います。 吸入の間、 患者の胸の上昇を観察してくださ
い。 バッグを急激にリリースし、 患者用バルブからの呼気フローに耳をすま
し、 胸の下降を観察してください。
- 吸入への抵抗が継続的に発生する場合、 気道閉塞がないかを検査するか、 あ
るいは後頭部の傾きを調整します。
- マスクの換気時に患者が嘔吐した場合、 すぐに患者の気道を確保して、 バッグ
を十分に数回押してから換気を再開します。 必要があれば、 製品をアルコー
ルを含ませた綿棒で製品を拭き取り、 水道水でスプラッシュガードを洗浄し
ます。
86
5.2 血圧計ポート
警告
圧力の監視にのみ使用してください。 圧力が監視されていないときでも、 コ
ネクタにキャップをつけておくようにしてください。
圧力ゲージは患者用バルブの上にある血圧計ポートに接続できます (これは血
圧計ポートのあるバージョンのみに該当します) 。
キャップ (3.1) を取り外して、 圧力マノメータまたは圧力ゲージ (3.2)のチューブ
を接続します。
5.3 圧力制限システム
警告
医師や専門家の判断で必要とされない限り、 圧力制限バルブ(利用可能な場
合)を無効にしないでください。 高い換気圧は、 ある患者で肺破裂を引き起
こす場合があります。 体重が 10 kg (22 lbs.) 未満の患者で、 圧力制限バル
ブが無効にされた場合、 肺破裂を防ぐためにマノメータを使用して換気圧を
監視してください。
人工呼吸器に圧力制限バルブが付いている場合、 バルブは 40 cm H
(4.0kPa) で開くように設定されています(4.1)。
医療および専門的な評価によって、 40 cm H
場合、 圧力制限バルブにオーバライドクリップを押し込むことによって、 圧力制
限バルブを無効にできます (4.2)。 または、 バッグを押しながら人差し指を赤
いボタンにのせても、 圧力制限バルブを無効にできます。
O
2
O を超える圧力が必要とされる
2