正しい直径がわかっていて、 それを設定する必要があります。
このためには、 配筋ピッチが 36 mm≦s≦120 mm の範囲にある場合には、 これを設定する必要があります (参照
4.3) 。 これは設計データから求めるか、 継ぎ目開口部から求めるか、 あるいはクイックスキャン探査により測定す
ることができます。
注意事項
s≦36 mm の配筋ピッチ (参照4.3) は測定できません。
ja
配筋ピッチは、「クイックスキャン探査」 機能で鉄筋の中心を探索し、 その位置の上で赤い記録ボタン を押して自
動的に計算することができます。 続いて次の鉄筋の中心を探索し、 再度記録ボタンを押します。 配筋ピッチが自動
的に保存され、 適用されます。
配筋ピッチがわかっている場合には、 矢印ボタンを使用して値を手動で入力することもできます。
直径と配筋ピッチの設定後のスキャン手順は、 クイックスキャン探査の手順と同じです (参照7.2.5.1) 。
7.2.5.3 クイックスキャン記録
警告事項
クイックスキャン記録の前に必ず両方向に対してイメージスキャンまたはクイックスキャン探査を行ってください。
これには次のような理由があります。
– 鉄筋の最上位置の方向を確定する。
– 鉄筋の接合箇所の上を測定する危険を最小にする。
– 測定精度に影響を及ぼす可能性のある物質がコンクリート中に存在する場合、 直ちにそれを確認できる。
312