出したバッテリー液により、 皮膚が刺激を受けた
り火傷を負う恐れがあります。
5.1.6 サービス
a) 電動工具の修理は必ず認定サービスセンターにお申
し付けください。 また、 必ず純正部品を使用してく
ださい。 これにより電動工具の安全性が確実に維
持されます。
5.2 ハンマーに関する安全上の注意
a) 耳栓を着用してください。 騒音により、 聴覚に悪
影響が出る恐れがあります。
b) 本体に付属の補助ハンドルを使用してください。 こ
れ以外のハンドルを使用すると、 コントロールを
失ってけがをする恐れがあります。
c) 作業の実施に伴い先端工具が隠れている電線に接
触する可能性がある場合は、 本体を絶縁されたグ
リップ面で保持するようにしてください。 通電し
ているケーブルと接触すると、 本体の金属部分に
も電圧がかかり、 感電の危険があります。
5.3 その他の安全上の注意
5.3.1 作業者に関する安全
a) 本体は必ず両手でグリップを掴んで確実に保持して
ください。 グリップ表面は乾燥させ、清潔に保ち、
オイルやグリスで汚さないようにしてください。
b) 本体に集じん装置を取り付けないで作業をする場
合、 作業される方は防じんマスクを着用しなければ
なりません。
c) 休憩を取って緊張をほぐし、 指を動かして血の巡り
を良くするように心がけてください。
ja
d) 回転部分には手を触れないでください。 本体の電
源は必ず作業場で入れてください。 回転部分、 特
に回転している先端工具は負傷の原因となります。
e) 本体を保管および搬送する際は、 スイッチオンロッ
クを作動させてください (正逆回転スイッチを中立
の位置にします) 。
f)
電子過負荷保護機構により本体がオフになった後に
再び本体を作動させる場合、 本体は必ず両手でグ
リップを掴んで確実に保持してください。
g) 本体で遊んではいけないことを子供に伝えてくださ
い。
h) 本体は、 子供や体の弱い人が指示を受けずに使用す
るには向いていません。
i)
含鉛塗料、 特定の種類の木材、 鉱物、 金属など
の母材から生じた粉じんは、 健康を害する恐れがあ
ります。 作業者や近くにいる人々が粉じんに触れた
り吸い込んだりすると、 アレルギー反応や呼吸器疾
患を起こす可能性があります。 カシやブナ材など
の特定の粉じんは、 特に木材処理用の添加剤 (ク
ロム塩酸、 木材保護剤) が使用されている場合、
発ガン性があるとされています。 アスベストが含ま
れる母材は、 必ず専門家が処理を行うようにしてく
ださい。 できるだけ集じん装置を使用してくださ
い。 集じん効果を高めるには、 当電動工具に適し
たヒルティ推奨の木材 / 鉱物粉じん用移動式集じ
ん機を使用してください。 作業場の換気に十分配
慮してください。 フィルタークラス P2 の防じん
マスクの着用をお勧めします。 処理する母材につい
て、 各国で効力を持つ規定を遵守してください。
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Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071090 / 000 / 07
Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071090 / 000 / 06
5.3.2 電動工具の慎重な取扱いおよび使用
a) 作業材料を固定します。 作業材料を締め付ける時
は、 クランプあるいは万力を使用してください。
この方が手で押さえるよりも確実であり、 本体を両
手で自由に操作することができます。
b) 使用する先端工具がチャック機構に適合し、 チャッ
ク内にしっかりと固定されていることを確認してく
ださい。
5.3.3 バッテリーの慎重な取扱いおよび使用
a) バッテリーを装着する前に、 本体のスイッチがオフ
になっていることを確認してください。 スイッチ
がオンになっている電動工具にバッテリーを装着す
ると、 事故が発生する恐れがあります。
b) Li‑Ion バッテリーの搬送、 保管、 作動には特別規
定を守ってください。
c) バッテリーは高温と火気を避けて保管してくださ
い。 爆発の恐れがあります。
d) バッテリを分解したり、 挟んだり、 80 °C 以上に加
熱したり、 燃やしたりしないでください。 これを
守らないと、 火災、 爆発、 腐食の危険があります。
e) 必ず本体用に許可されたバッテリーのみを使用して
ください。 許可されていないバッテリーを使用し
たり、 許可されていない用途にバッテリーを使用す
ると、 火災や爆発の危険があります。
損傷したバッテリー (例えば亀裂や破損箇所があっ
f)
たり、 電気接点が曲がっていたり、 押し戻されてい
たり、 引き抜かれているバッテリー) は、 充電する
ことも、 そのまま使用を続けることもできません。
g) バッテリーの端子を短絡させないでください。 バッ
テリーを本体に挿入する前に、 バッテリーの接点
と本体の接点に異物が付いていないか確認してくだ
さい。 バッテリーの電気接点が短絡すると、 火災
や爆発、 腐食の恐れがあります。
h) 湿気が入らないようにしてください。 水が浸入する
と短絡を引き起こしたり、 火傷や火災が発生する可
能性があります。
i)
バッテリーがつかむことのできないほどに熱くなっ
ている場合は、 故障している可能性があります。 本
体を監視可能な火気のない場所に可燃性の資材か
ら十分に距離をとって置き、 冷ましてください。
バッテリーを冷ました後、 ヒルティサービスセン
ターにご連絡ください。
5.3.4 電気に関する安全注意事項
作業を開始する前に、 作業場に埋設された電線、 ガス
管や水道管がないかを金属探知機などで調査してくださ
い。 例えば、 作業中に誤って先端工具が電線に触れる
と、 本体の金属部分とケーブルが通電する可能性があり
ます。 この場合、 感電による重大な事故が発生する危
険があります。
5.3.5 作業場の安全確保
a) 作業場の採光に十分配慮してください。
b) 作業場の換気に十分配慮してください。 作業場
の換気が十分でないと、 粉じんによる汚染で健康が
害される恐れがあります。
c) 剥がし作業の場合には、 作業側と反対の領域を保
護してください。 剥がれた部分が脱落、 落下して他
人を傷つける危険があります。