2. 取付上のご注意
. 測長ユニットの取付けは、必ずステムをチャックしてください。
. 測長ユニットを他の機器に取付ける場合は、本機に直接ねじが当たる固定は絶対に避け
てください。
. 測定子をねじ込む際、スピンドルに過大なトルクをかけますと、内部の機構を損傷する
場合がありますので、絶対に工具を用いず、手で行なってください。
平面測定子を使用される場合以外は、測定子ゆるみ防止のため、付随の呼び2.5のスプ
リングワッシャをはさむか、ねじロックのご使用をおすすめします。(締付けトルク参
考値 : 0.05∼0.06 N・m)
. 本品はボール軸受を採用していますので、取付の際にステムを強く締めすぎますと測定
軸を傷つけ、動きを損なう恐れがありますからご注意ください。
. 機械装置へホルダーを使用して取付ける場合には、図4の寸法および材質のホルダーを
ご用意いただき、規定トルク0.6 N・mで締付け、固定してください。
. 図4の1 mmスリワリ部に付属の取付スペーサを挿入した場合には、規定トルク0.8 N・m
で締付け、固定が可能です。
. ステムは、必ず図4のようにスリワリ部をねじで締め込むように取付けてください。
絶対に、φ8穴垂直方向にねじ切りをしてステムを押しねじで締め込む取付けは、行なわ
ないでください。摺動不良や精度不良の原因となります。
. エアー駆動する際に、測定ユニットに取付けるフィッティングは図3の形状のものを準
備してください。特にM4ねじ部の長さ (測長ユニットにねじ込まれる部分の長さ) は
4.5 mm以下としてください。長過ぎる場合、測長ユニットを破損することがあります。
. ケーブルは断線を防ぐため、適当な場所へ固定するようにしてください。また、ケーブ
ルを強く引いたり、無理に曲げてのご使用は避けてください。(曲げ半径40 mm (内側)
以上)
. スピンドルを機械装置に固定して使用する場合には、カップリングDZ-191 (別売) をご
使用ください。DZ-191の取付方法については、DZ-191の取扱説明書をご参照ください。
. 取付ホルダーを製作するとき、取付平行度は測定精度に影響します。測定面に対する直
角度あるいは走りに対する平行度は、0.02 mm/14 mm以内に調整してください。
. ステムを固定した後は、回転方向に力を加えないでください。故障の原因となります。
O リング
M4
4.5以下
DK805ALR / DK805ALR5 /
DK805BLR / DK805BLR5へねじ込み
図3. フィッティング寸法
2
(J)
M3
オリフィス側
チューブへ
締付トルク : 0.6 N・m
材質 : SUS303
図4. 取付ホルダーの寸法および寸法公差
14
8
1
単位 : mm