Electric Acoustic Guitar
Owner's Manual
このたびは、ヤマハ Atmosfeel/ アトモスフィール搭載ギターをお買上げいた
だきまして、誠にありがとうございます。独自開発のピックアップ素子を含めた
3way システムにより、低周波から高周波成分まで、アコースティックギター本
体の音の鳴りをありのままに集音し、立体感・空気感のある自然で暖かな音表
現を楽しむことができます。
製品の性能を十分に引き出し、上手にお使いいただくため、ご使用の前にこの
取扱説明書をよくお読みください。なお、本マニュアルでは本製品の電装部の
みを説明します。電装部以外の製品本体に関する説明については、別紙 「アコー
スティックギター取扱説明書」をご覧ください。
安全上のご注意
ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様やほかの方々
への危害や財産への損害を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。
■ 記号表示について
この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。
「ご注意ください」という注意喚起を示します。
~しないでくださいという「禁止」を示します。
「必ず実行」してくださいという強制を示します。
警告
この表示内容を無視した取り扱いをす
ると、死亡や重症を負う可能性が想定
されます。
分解禁止
この製品の内部を開けたり、内部の
部品を分解したり改造したりしない。
水に注意
本体の上に花瓶や薬品など液体
の入ったものを置かない。また、
浴室や雨天時の屋外など湿気の
多いところで使用しない。
異常に気づいたら
下記のような異常が発生した場
合、すぐに電源をオフにし、電池
を本体から抜く。
・製品から異常なにおいや煙が出た
・製品の内部に異物が入った
・使用中に音が出なくなった
※ 不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしかねます。
※ 電池に関する注意事項は本紙末尾をご覧ください。
※ 接続するギターアンプなど外部機器の取扱説明書もよくお読みください。
■ 仕様
●システム:System74
●ピックアップ:ハイブリッド3way システム
●コントロール:Master Volume、Mic Blend、Bass EQ
●出力ジャック:エンドピン / ラインアウト電源スイッチ兼用
●出力インピーダンス: 1 kΩ
●電源:単 3( アルカリまたはニッケル水素 ) 電池 ×2 本使用
●電源寿命: アルカリ電池で約 28 時間、ニッケル水素電池で約 24 時間
●付属品:ネック調整用六角レンチ ×1、単 3 電池 ×2
VAP3830
(取扱説明書)
注意
この表示内容を無視した取り扱いをす
ると、障害を負う可能性または物的損
害が発生する可能性が想定されます。
設置
不安定な場所に置かない。
接続
すべての機器の電源を切った上で、
ほかの機器と接続する。また、電
源を入れたり切ったりする前に、
機器のボリュームを最小にする。
取り扱い
本体の上に乗ったり重いものを
のせたりしない。また、操作子、
入出力端子などに無理な力を加
えない。
*
1
各部の名称 / コントロールの説明
JA
コントロール部
q Master Volume
出力ジャックにケーブルを接続すると、 ツマミの LED が緑色で 1 秒間点灯し、
Atmosfeel/ アトモスフィール機能の電源がオンになります。プラグの抜き
差しは、Volume を最小にしてから行なってください。
ツマミを回すことでラインアウトの音量を調整します。ツマミを左に回しきっ
た状態で音量0となり、右に回していくと音量が増していきます。
w Mic Blend
ボディ内部のマイクで拾った音の音量を調整します。ツマミを右に回していく
と徐々に胴鳴り感が増します。この際、全体の音量は変わりません。
使用状況によってはハウリングすることがあります。その場合は、
NOTE
w Mic Blend や e Bass EQ で調整してください。
e Bass EQ
低音域のレベルを調節します。 ツマミを左に回していくと低音域を徐々にカッ
トします。右に回していくと低音域を徐々にブーストします。バンドアンサン
ブルのときはツマミを左寄りに、ソロギターでベースを強調するときは右寄
りに設定します。
r 出力ジャック / 電池ホルダー
出力ジャックと電池ホルダーが一体となっています。内蔵されたプリアンプ
は、出力ジャックにケーブルを差し込むと電源がオンになり、ケーブルを抜
くと電源がオフになります。
ケーブルを接続している間は、音を出していなくても電池を消耗します。こ
の楽器を長時間使用しないときは、ケーブルを抜いてください。
q エンドピン部のツメを図の矢印方向に押してロックを解除し、電池ホルダー
を引き抜きます。
w 電池ホルダー内部の極性表示に従い、単 3 電池 2 本を正しくセットします。
e ツメがロックされるまで、電池ホルダーをエンドピン部に押し込みます。
ニッケル水素電池を繰り返し使用する場合、電池の被覆や端子を傷つけ
NOTICE
ないよう電池ホルダーへの挿抜は注意して行なってください。
電池ホルダー
電池残量の確認
電池残量が少なくなると、Master Volume ツマミの LED が赤色で点滅し
ます。お早めに電池を交換してください。LED の点滅開始後、アルカリ電池
の場合は約 2 時間後、ニッケル水素電池の場合は約 1 時間後に電源がオフ
になります。 (時間は使用条件により異なります。 )
*
: 性能を発揮させるためには、アルカリ電池、ニッケル水素電池をご使用くだ
1
さい。ニッケル水素電池を使用する場合は、電池の取扱説明書の指示をお
守りください。
*
: 使用条件により異なります。
2
※ 本書は、発行時点での最新仕様で説明しています。取扱説明書の最新版につ
*
2
きましては、ヤマハウェブサイトからダウンロードできます。
電池の準備
エンドピン部
ロックを解除
q
ツメ
単 3 電池
×2 本