▶ 適切な耳栓を着用してください (製品仕様の 「騒音について」 を参照) 。 ガスと空気の混合気体に点火
することにより、 ファスナー打鋲機構が作動します。 その際に発生する騒音で聴力の低下を招く場合
もあります。 現場で直近に居合わせる人も適切な耳栓を着用してください。
▶ 打鋲する際には、 常に打鋲機を母材に対して直角に保つようにしてください。 それによりファスナー
が母材からそれて打鋲されるのを防止できます。
▶ 決して同じ位置に 2 個目のファスナーを打鋲しないでください。 このような打鋲は、 ファスナーの破
断や噛み込みの原因となることがあります。
▶ マガジンの交換、 清掃、 サービス、 保守作業の前、 保管や搬送の前、 あるいは打鋲機を監視されない
状態にする場合には、 必ずガス缶 ( → 頁 233) およびバッテリー ( → 頁 233) を取り外して、 マガジ
ン ( → 頁 233) を空にしてください。
▶ 打鋲機とアクセサリーに損傷がなく、 作業に影響を及ぼすことなく規定どおりの機能を発揮できること
を確認してください。 可動部分が問題なく動作し、 動きに硬さがないか、 あるいは部品に損傷がない
か点検してください。 すべての部品が正しく取り付けられて、 打鋲機が支障なく作動するための条件が
整っているか確認してください。 安全装置や部品に不具合があり、 取扱説明書に解決方法が明記され
ていない場合は、 弊社営業担当またはHilti サービスセンターに適切な修理/交換を依頼してください。
▶ 打鋲機の修理は必ず認定サービスセンターにお申し付けください。 また、 必ず純正修理部品を使用し
てください。 これにより打鋲機の安全性が確実に維持されます。
▶ 打鋲機の加工や改造は許されません。
▶ 火災や爆発の恐れがあるような状況では、 打鋲機を使用しないでください。
▶ 周囲状況を考慮してください。 打鋲機を雨、 雪にさらさないでください。 また打鋲機が湿った状態あ
るいは濡れた状態で使用しないでください。
▶ 打鋲機を使用する場合は必ず作業場の通気を良くしてください。
▶ ファスナーガイドとファスナーは正しく組み合わせて使用してください。 組み合わせが正しくないと、
打鋲機の損傷あるいはファスニング品質の低下の原因となります。
▶ 常にファスニングガイドラインに従ってください。
電流による危険
▶ 作業を開始する前に、 作業領域に埋設された電線、 ガス管や水道管がないかを金属探知機などで調査し
てください。
▶ 隠れている電線に接触する可能性のある作業を実施する場合は、 打鋲機を絶縁されたグリップで保持す
るようにしてください。 通電状態の配線と接触すると、 打鋲機の金属部分にも電圧がかかり、 作業者
に感電の危険が生じます。
バッテリーの慎重な取扱いおよび使用
▶ バッテリーを装着する前に、 本体の電源がオフになっていることを確認してください。 電源ががオン
になっている電動工具にバッテリーを装着すると、 事故が発生する恐れがあります。
▶ バッテリーは高温、 直射日光および火気を避けて保管してください。 爆発の恐れがあります。
▶ バッテリーを分解したり、 挟んだり、 80 °C 以上に加熱したり、 燃やしたりしないでください。 これ
を守らないと、 火事、 爆発、 腐食の危険があります。
▶ 湿気が入らないようにしてください。 湿気が浸入すると短絡を引き起こしたり、 火傷や火災が発生す
る可能性があります。
▶ 必ず本体用に許可されたバッテリーのみを使用してください。 その他のバッテリーを使用したり、 他の
目的でバッテリーを使用すると、 火災や爆発の危険があります。
▶ LiIon バッテリーの搬送、 保管、 作動については特別規定を守ってください。
▶ 保管および搬送の前にバッテリーを本体から取り出してください。
▶ バッテリーの端子を短絡させないでください。 バッテリーを本体に装着する前に、 バッテリーおよび
本体の電気接点に異物の挟まっていないことを確認してください。 バッテリーの電気接点が短絡する
と、 火災や爆発、 腐食の恐れがあります。
▶ 損傷したバッテリー (例えば亀裂や破損箇所があったり、 電気接点が曲がっていたり、 押し戻されてい
たり、 引き抜かれているバッテリー) は、 充電することも、 そのまま使用を続けることもできませ
ん。
▶ バッテリーがつかむことのできないほどに熱くなっている場合は、 故障している可能性があります。
バッテリーを火気のない場所で冷ましてください。 バッテリーの近辺に可燃性の物質がないことを確認
してください。 ヒルティサービスセンターにご連絡ください。
使用されているガスの取扱いに関する注意事項
▶ ガス缶と同送されている情報に記載されている注意事項を遵守してください。
▶ 漏れ出たガスは、 肺、 皮膚および眼に危険なものです。 カス缶を取り出した後は、 約 10 秒間顔と眼
をガス缶収納室から遠ざけてください。
▶ ガス缶のバルブは手動で操作しないでください。
▶ ガスを吸い込んでしまった場合は、 屋外あるいは十分に換気されている場所に出て楽な姿勢をとってく
ださい。 必要な場合には、 医師の診察を受けてください。
Printed: 11.09.2017 | Doc-Nr: PUB / 5336064 / 000 / 02
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