3
使用
3.1
前提条件
使用目的、または現行の規則および指令に反する、保護帽の
不適切な使用は、負傷の原因となります。
使用者を十分に保護するため、保護帽は、各自の頭の大きさ
に合わせて調節する必要があります。
自らの安全を守るため、保護帽を使用する前に、調節システ
ムの操作方法を熟知してください。必要な調節を行い、保持
システムの調節と解除を繰り返し練習して、操作方法に慣れ
てください。
3.2
使用前の準備
警告
!
けがの危険!
保護帽は、正しく装着され、ハンモック、ハーネス、
ヘッドバンドが正しく調節され、 あごひもが閉じられ
ている場合のみ、その保護性能を発揮します。保護帽
は、必ず完全に組み立てた状態で使用してください。
各オプション部品は、 保護帽に正しく固定されるよう
にしてください。
取り外し可能なパーツを別々に着用しないで下さい。
3.2.1
着装高さの調節
着装高さはハンモックを以下のように調節して設定します:
1. 面ファスナーで固定されたハンモック後ろ側のタブを外
し、ヘッドバンド用留め具のスロットでスライドさせま
す。
3.2.2
保護帽を使用者の頭囲に合わせます。
情報:ヘッドバンドは最大幅に設定した状態で納品されます
ので、使用前に使用者の頭囲に合わせて調節してください。
以下のようにヘッドバンドを調節します。
1. 保護帽をかぶり、サイズをダイヤルで調節します。
2. このとき、片手で保護帽を押さえ、もう片方の手で調節を
行います。このヘッドバンドによるサイズ調節はえり首
ひものしまり具合にも影響します。
3. あごひもと調節システムを結ぶ2本のえり首ひも (図3.2.2
- 1)は、最初の調整時にのみ引いてください。
3.2.3
保持システムの調節
最初の使用時
あごひも:
1. 3.2.1 章の説明に従って高さを調節します。
2. 保護帽をかぶります。
3. 3.2.2 章の説明に従ってサイズを調節します。
4. バックルを閉じます。
5. あごひも (図3.2.3 a - 1) をアジャスター (2) に通します。
6. あごひもを再度引っ張って、システムを適切に調節しま
す。
7. システムを適切に調節できない場合は、えり首ひもの両
側のバックル部分(図 3.2.3 b - 3)で、ひもの長さを調節
します。
通常の使用時
あごひも:
1. あごひもを引き締め、バックルを閉じます。
頭囲および調節システムの調節:
1. 3.2.2 章の説明に従って調節します。
Dräger HPS 3500
3.2.4
保護ゴーグル (オプション)の固定
シリコンコード付ゴーグル (図 3.2.4 c)
1. コードの片方の端を穴 (1)に通し、結び目を作って止め
ます (拡大図 A) 。
2. コードを保護帽側面にある斜めのガイド (2)に通し、次
にゴ-グルフレームの穴 (3)に通します。ゴーグルの位
置が正しいことを確認してください。
3. コードを、再び保護帽側面のガイド (2)に通してから帽
体の外側に出し、(2) と反対側にある保護帽側面のガイド
(4)に通します。
4. コードをゴーグルフレームの穴 (3)に通し、再び保護帽
ガイド (4)に引き込みます。
5. 最後にコードを穴 (5)に通し、結び目を作って止めます
(拡大図 A) 。
ゴムバンド付ゴーグル (図 3.2.4 d)
1. ゴムバンドの端を、帽体の外側にある斜めのガイド (拡
大図 B)に通します。
2. ゴムバンドを帽体の後頭部に回し、
3. 反対側の端を、反対側にある斜めのガイドに通します。
4. ゴムバンドを保護ゴーグルの左右にある穴に通して固定
します。
ゴーグルが必要でないときは、保護帽の上に上げます (図
3.2.4 b) 。
バンドの長さを調節して、ゴーグルが顔面に当たる圧力を調
節します。
3.2.5
ランプ (オプション)を取り付ける
ランプホルダーは、帽体外側の左または右に、アダプタを使
って取り付けます。
1. ランプを使用する場合は、まずホルダー (図 3.2.5 a - 1)
をアダプタ (2)に差し込みます。
2. ランプ(図 3.2.5 c - 3)をホルダー(1)に取り付けます。
ランプは 2 方向に向けることができます:
下向き (図 3.2.5 d)
上向き (図 3.2.5 e)
3.2.6
イヤーマフ (オプション)を取り付ける
1. 固定具 (図 3.2.6 a - 2)を、帽体外側のコネクタ (1)に
取り付けます。
2. イヤーマフで耳を覆います。使用しない場合は上に上げ
ます。
3. イヤーマフを帽体の上に上げるときは、まずカチッと音
がするまでイヤーマフを耳から離します。次に上方に回
し、押さえてロックします。
4. イヤーマフを取り外す場合は、固定具 (2)のロック (図
3.2.6 e - 3)を押します。
3.2.7
メッシュフェイスシールド /PC フェイスシールド /
電気作業用フェイスシールド (オプション)を取り
付ける
情報:このアクセサリを取り付けるには、イヤーマフまたは
適切な固定具が必要です。
このアクセサリは、保護ゴーグルとは併用できません。
1. フェイスシールドの固定クリップ(図 3.2.7 a - 1)を固定
具 (2)に取り付けます。
取り付けたフェイスシールドの使用方法:
上げた状態 (図 3.2.7 c)
下げた状態 (図 3.2.7 b)
2. フェイスシールドを取り外す場合は、固定クリップから
外します。
使用
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